人と人との出会いからはじまるイノベーション

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こないだから話題にしている個人の符号化の話の続き。
個人の符号化技術が進歩することで、高度に情報のマッチングが可能になる。
しかし、それに頼り切ってしまうことで結果的に自分の興味の世界を固定化してしまい、偶発的な情報との出会いを放棄することにはならないのだろうか。
そうならないために、「偶然を誘発する仕組み」が必要だということを述べた。

 アクシデント以前の「個人の興味にマッチする」という段階においても(今回の文脈に限定すれば)今だ極めて単純なアルゴリズムと仕組みしか持たないAmazonやGoogleがこのトピックの先行事例であることから、マッチングとは別に「新たな期待の地平をつくる」ことを同時にカヴァーする(ウェブ)サービスというのは当面出てこないと考えてよさそうだが、結局必ず直面する問題ではある。

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「連絡」のブログ: APMLから、興味の更新とその可搬性を考える (2)

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うめちゃんはこのエントリーの中で、ウェブから得られる情報に、常にアクシデント性を求め、AIなど自己設計可能なアルゴリズムに問題解決の糸口を見いだそうとしているが、実は、次のような、従来、人が行ってきた情報活動は、多少質の差は有ると思うが、つねに、アクシデント性を求めるものであるといえる。

旅、読書、雑誌・テレビ・新聞、人との出会い

など、いろいろと情報源があって、既知の情報や、どうでも良い情報などのノイズの中に、稀に目から鱗な情報がある。それがイノベーションの種になることがあり、それに期待をして人は情報活動するわけだ。

人と人との出会い、SNSという場

とくに、人との出会いというのは、アクシデント性に富んでいることが多い。
その人の持っている興味や知識、価値観、人脈など、人は情報の宝庫で、「出会い」は、それらの情報にアクセスするチャンスと言えるかもしれない。また、多くの人が人生に影響あたえるほどの「出会い」を経験しているように、「出会い」は単なる情報活動以上の意味を持つ場合もある。

その出会いを創出する仕組み、そう、SNSがその役割を果たすようになる可能性は非常に高い。
しかし、既存のSNSではまだ十分その機能を持っているとはいえなくて、さらに洗練させる必要がある。

とうぜん、バックエンドではAPMLなどの技術を使い、パーソナルグラフ(個人の符号図)を作成、協調フィルタリングなどに活用するなど、技術の洗練も同時に進めなければいけないのだけれど、うめちゃんも述べているように、アルゴリズムにすべてを任せてしまえる段階ではまだない。
あくまでも、人と人が出会い、情報交換する場としての機能を再構築する。それが、今、もっとも現実的な「偶然を誘発する仕組み」であると思う。

具体的な方法はいくつかアイディアとしてはあるのだけれど、まだぼんやりしているので、これからまた考えて行きたいと思う。