WebGroveでタグ「APML」が付けられているもの

人と人との出会いからはじまるイノベーション

| | コメント(0) | トラックバック(0)

こないだから話題にしている個人の符号化の話の続き。
個人の符号化技術が進歩することで、高度に情報のマッチングが可能になる。
しかし、それに頼り切ってしまうことで結果的に自分の興味の世界を固定化してしまい、偶発的な情報との出会いを放棄することにはならないのだろうか。
そうならないために、「偶然を誘発する仕組み」が必要だということを述べた。

 アクシデント以前の「個人の興味にマッチする」という段階においても(今回の文脈に限定すれば)今だ極めて単純なアルゴリズムと仕組みしか持たないAmazonやGoogleがこのトピックの先行事例であることから、マッチングとは別に「新たな期待の地平をつくる」ことを同時にカヴァーする(ウェブ)サービスというのは当面出てこないと考えてよさそうだが、結局必ず直面する問題ではある。

この記事のQuotetreeをみる

「連絡」のブログ: APMLから、興味の更新とその可搬性を考える (2)

この記事が引用された数 - with GroveLog

うめちゃんはこのエントリーの中で、ウェブから得られる情報に、常にアクシデント性を求め、AIなど自己設計可能なアルゴリズムに問題解決の糸口を見いだそうとしているが、実は、次のような、従来、人が行ってきた情報活動は、多少質の差は有ると思うが、つねに、アクシデント性を求めるものであるといえる。

旅、読書、雑誌・テレビ・新聞、人との出会い

など、いろいろと情報源があって、既知の情報や、どうでも良い情報などのノイズの中に、稀に目から鱗な情報がある。それがイノベーションの種になることがあり、それに期待をして人は情報活動するわけだ。

人と人との出会い、SNSという場

とくに、人との出会いというのは、アクシデント性に富んでいることが多い。
その人の持っている興味や知識、価値観、人脈など、人は情報の宝庫で、「出会い」は、それらの情報にアクセスするチャンスと言えるかもしれない。また、多くの人が人生に影響あたえるほどの「出会い」を経験しているように、「出会い」は単なる情報活動以上の意味を持つ場合もある。

その出会いを創出する仕組み、そう、SNSがその役割を果たすようになる可能性は非常に高い。
しかし、既存のSNSではまだ十分その機能を持っているとはいえなくて、さらに洗練させる必要がある。

とうぜん、バックエンドではAPMLなどの技術を使い、パーソナルグラフ(個人の符号図)を作成、協調フィルタリングなどに活用するなど、技術の洗練も同時に進めなければいけないのだけれど、うめちゃんも述べているように、アルゴリズムにすべてを任せてしまえる段階ではまだない。
あくまでも、人と人が出会い、情報交換する場としての機能を再構築する。それが、今、もっとも現実的な「偶然を誘発する仕組み」であると思う。

具体的な方法はいくつかアイディアとしてはあるのだけれど、まだぼんやりしているので、これからまた考えて行きたいと思う。

jump to pagetop
  • Quote!(引用する!)
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • Digg!
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  • この記事をクリップ!

APMLに考える個人の符号化という話

| | コメント(0) | トラックバック(0)

APML(Attention Profiling Mark-up Language)という、個人の興味を表すXML schemaがある。
検索、購読、購買などアプリケーションがユーザーのアクションを拿捕して自動で生成定義しながら、ユーザーが明示的にそれを補足、補正するようなことが同時に定義されているところが面白い。
このAPMLを育て、精度を高めながら、無限に増殖するウェブサービスから横断的にレコメンド情報を享受することができるようになる・・そんなことが想像できる。

このAPMLや、交友関係を表現するFOAF、言語空間を表現するOWLなど、これらはユニークなID(OpenIDかな)に紐づけられる。そうした多様な個に由来する情報の収束がサイバースペースにおいての個人をどんどんリアルに描いて行く。

このように、僕は、インターネット上で個人を符号化技術で表現するという、とても先進的なチャレンジに期待をしているのだけれど、同時にまだまだ足りないと思うこともある。

過去の自分

ときに、結果より過程に価値がある場合があるし、過程を知る事でその結果の意味がガラリとかわることもある。

リアルで人が他人に共感できる部分は、実は、その人物の背負っているコンテキストに共感しているのである。その人のプロパティを眺めて、感心することはあっても、なかなか共感はしずらい。

人々が情報に期待する事の一つに、「あたらしさ」ということがあるのでなかなか見落としがちだけれど、今後情報技術が高度に進化する中で、きっと、情報のもつコンテキストが重要な意味をもってくるのではないかと思う。

偶然の誘発

似た人間を集めるよりも、似てない人間を混ぜた方がイノベーションは起こりやすい。
興奮するくらい素晴らしいアイディアって言うのは、たいてい思わぬところからやってくるものだ。
僕は普段からそう思っている。

また、「興味の鮮度」を考えたとき、アプリケーション層では正の興味だけでなく負の興味も捕捉しながら、ユーザーの興味関心を快いレベルで攪拌するような巧妙な情報提示を行っていくようになるだろう。これについては今後もう少し展開したい。 

この記事のQuotetreeをみる

「連絡」のブログ: APMLから、興味の更新とその可搬性を考える

この記事が引用された数 - with GroveLog

このブログでうめちゃんは、「負の興味」「撹拌」というふうに表現しているが、いわば、偶然を誘発するような仕組みが求められているということだ。

個人の符号化が高度に進んだとして、サービスプロバイダーはその傾向からマッチする情報を発信して、コンバージョンを獲得しようと考える。とうぜん、ユーザーの視点からしても便利だ。

APMLによって、自分に興味のある情報が勝手に届く仕組みが実現されるわけだけれど、その便利さを享受しながらも、自分の世界を固定化するのではなくて、どんどん広げて行けるような仕掛けも欲しい。
必然に思えるような偶然な出会い。それも、人生において一度だけでなく、頻繁に起こったらどうだろうか。冗談ではなくて、それがこれからのインターネットに求められてくるというのは間違いない。

そして、よりリアルに。

今回考えたような要素というのは、インターネット社会が現実社会により近づくためには、必要な要素となるはずだ。
当然、さまざまな問題をクリアしていかなければならないのだけれど、そんな問題も含めて、今後も考えて行きたい。

jump to pagetop
  • Quote!(引用する!)
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • Digg!
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  • この記事をクリップ!

tag

AD

Macをはじめよう。Apple Store(Japan) Apple Store(Japan)
  • 大文字/小文字を区別する
  • 正規表現

ページの先頭へ