Googleは、複数のウェブサイト向けに同時にソーシャルアプリケーションを構築できる新しい取り組みを発表した。Sun MicrosystemsがJavaでとった戦略を利用するようだ。
この「OpenSocial」という取り組みは、Javaの「Write once, run anywhere:WORA(一度書けば、どこでも動く)」というコンセプトのGoogle版で共通APIのセットとなっている。
Googleの声明によると、この取り組みは「複数のソーシャルネットワークにアクセスできる初めての共通API」という。

グーグル、SNS向けAPI「OpenSocial」を発表:ニュース - CNET Japan
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いよいよ来た。
僕は、以前から完全に分散型で、オープンであるソーシャルネットワークを思い描いていてる。
このGoogleのOpenSocialはそれを実現することができるんだろうか。
Googleがこのソーシャルの分野でも絶対神ということになるのであれば、それにはあまり賛同できない。
とにかく、詳細を知る必要がありそう。
このOpenSocialがどういった内容になるかについては、このTechCrunchの記事を読むと詳しく書いてありそう。
OpenSocialは、提携SNSの協力を得てGoogleが制定した以下の3組の共通APIからなる。 これを利用することによってデベロパーはSNSの中心となる機能と情報にアクセスすることが可能になる。 プロフィール情報(ユーザー・データ) 友達情報(ソーシャル・グラフ) 活動情報(ニュースフィード、その他、実際の活動)OpenSocialプロジェクトの参加ホストは、このAPIを利用したコールに対して適切はデータを返すことを約束している。Googleは特殊な用法を含めてあらゆる場合を想定した網羅的なAPIを提供しようとはしていない。その代わり、最もベーシックな機能を提供することだけに集中している。特殊な機能やデータを必要とする場合は、それぞれのホストが提供する固有のAPIを直接利用することになる。

TechCrunch Japanese アーカイブ » Googleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへ
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もう少し詳しくみないとわからないことも多いのだけれど、どうだろう、たしかにオープンではあるけれど、どうも、ユーザー側よりも、サービスプロバイダーよりなスタンスに見える。
ユーザーにとって本質的に自由を提供するためには、同じように見えて、微妙に異なるアプローチが必要なのではないだろうか。
実は、僕らのチームでは、OCCP(OpenCommunicationPlatform)というプロジェクトを発動していて、マニフェストの作成、仕様の考察なんかを進めていた。近々リリースして、そして賛同者を募っていこうという段階だった。(さて、どうしたものか。。)
OCCPではユーザーはOCCPを実装する任意のエージェントサーバにアカウントを持ち、エージェントサーバー間の通信による完全分散型で、ソーシャルネットワーク(個人のFOAFのリレーション)を構築して、ユーザー間のコミュニケーションを実現しようという発想だ。
すべてのユーザーは一意のFOAFを持つので、ユーザーはどこのサービスにおいても自由に友達関係を再構築することができる。そして、インターネット上のどこであっても、気なるユーザーには友達申請をしたり、メッセージを送ったりすることができる。
OCCPによって、ユーザーは何にも依存することなくソーシャルネットワークに参加でき、また、サービスプロバイダーは何にも依存することなく、サービスを提供できる。
まるで、インターネットそのものにソーシャルレイヤーを被せたようなイメージだ。
OpenSocialでも、頑張れば似たようなことができるようになる可能性はあるが、たぶん、それよりは、直接的に広告配信するための媒介(共通APIを利用して開発されたアプリケーション・サイト)の拡大、それこそがGoogleの本来の目的であって、ユーザーにとって本質的に自由かどうかはあまり興味がないんではないだろうか。
結局ユーザーはGoogle(連合)の手の内に知らず知らずに引き込まれていくことになるんではないだろうか。
ここまで言っておいてなんだけれど、とはいえ、OCCPだって、OpenSocialのAPIに対応することも十分考えられる。もし、そこに優れたアプリケーションやサービスがあるならば、それらが利用できる状況はユーザーにとってのメリットだし、使う自由もまた否定できないからだ。また、かといって、OCCPの本質が変わってしまうわけでもないと思うから。
さて、OCCPについては、今後どうするか、11/2の金曜日にコアメンバーとミーティングする機会があるので、そこでいろいろ話し合ってみたいと思う。
OCCPについて興味のある方はご連絡ください。(協力、賛同、援助、批判、大歓迎)